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1学期中間(数学・英語)1学期期末(歴史・数学)

定期テストを振り返って

社会

附属天王寺中学校の歴史の授業は、中学校の教科書を超えた内容です。社会が苦手な人には、理解するのが困難かもしれません。

(1)あらかじめ教科書を読み、基本的な事を理解してから、授業に臨んでください。
(2)授業中に、理解し、できるだけ覚えること。特に、中2で社会が得意でない人は、テスト直前の勉強だけでは得点できないでしょう。日頃の学習が大切です。 定期テストは、教科書だけでなく、資料集、そして何よりも授業ノートから出題されます。テスト前に、ノートの内容を復習することが大切ですが、
(3)言葉を一つ一つ覚えるだけでなく、関連付けて覚えること。
(4)「分かった」と思うだけではダメ。ノートを見ずに、ある程度まとまった内容を語れるかどうかチェックして下さい。

教科書・授業ノートだけでは理解できない人は、「中学歴史の発展的学習」(文英堂)などの詳しい参考書、さらには、「詳説日本史」(山川出版)などの高校の教科書を読んでおくのも一つの方法です。

中学1年生

今回のテストは、世界の四大文明と日本の旧石器・縄文時代からの出題が大部分で、ギリシャ・ローマからは少ししか出題されませんでした。ほとんどが教科書レベルの問題でしたが、一部には次のような出題もありました。

<例1>

「エジプトはナイルの賜物」は、古代ギリシャの歴史家(   )の言葉である。

<例2>

オストラコンとはどういうものか説明せよ。

中学生向けの問題としては難問ですが、中1は分量が多くないので、授業ノートを中心に、教科書・資料集(いずれも図表に注意)を理解して覚えれば大丈夫です。

中学2年生

教育実習の先生が授業を行い、担任の先生がテストを作成。「観点をかえた出題を増やした」結果、平均点のやや低いテストになったようです。

<例1>

源義家の子孫で、上野の生品神社で挙兵し、分倍河原の戦いで幕府軍を撃破した人物が占領した幕府の重要拠点はどこですか。(直前の設問で、楠木正成、足利尊氏が問われています)
多くの生徒が「新田義貞が鎌倉幕府を滅ぼした」と覚えているので、簡単な問題のはずなのですが、このような出題をされると、意外にできないものです。一方で、かなりの知識を問う出題もあります。

<例2>

次の資料は何という分国法の一部か。

     「…但し信州在国の人、謀略の為、一国中通用するは是非無き次第なり」

授業ノートを覚えなければならないのですが、一般にポイントと思われている部分以外からの出題が目立ち、直前の対策が立てにくいテスト問題です。

中学3年生

中1と同じ先生が担当されています。授業ノートは高校レベルで、今回は、分量も多かったこともあり、あきらめていた人もいたかもしれません。蓋を開けてみると、出題のほとんどが中学レベルでした。

中1同様、授業ノートを中心に、教科書・資料集(いずれも図表に注意)を理解して覚えれば大丈夫ですが、分量も多く、また、現代に近づくにつれ内容が詳細になります。出題が大幅に難化することも予想されます。(過去にありました)

テスト直前の勉強は、すでに授業で覚えた内容をもう一度復習するためのものです。最初に申し上げた(1)、(2)の内容を心がけて下さい。

数学

中学1年生

(1)代数

出題単元は正負の数と文字式で、計算問題が20点、小問形式が30点の構成でした。計算問題の難易度は高くないものの、累乗や分数の計算でミスがあると高得点をとれなかったでしょう。

小問形式の問題は中1生にとっては難易度が高くなってきました。正負の数や文字式の知識以外にも、約数など整数に関する知識、場合の数の知識が必要な問題もあり、外部受験を突破してきた生徒の方が有利だったかもしれません。

<問題抜粋>

1でない異なる2つの自然数x,yがあり、それぞれ1とその数以外に約数をもたないとき、xy3は何個の約数をもつか求めなさい。

<解説>

約数の個数は知識が各素因数(ここではxとy)の指数に1を加えた数をかけると求められます。xy3はx1y3と同じなので、(1+1)×(3+1)=8個(答)

ただし、場合の数を学習していない中1生はすべての約数を書き出すことになります。そのとき、1を数え忘れることに注意が必要です。

はじめのうちの中学数学は、どうしても外部受験を経て入学した生徒が有利になります。内部進学の生徒は決してあせらず、1問1問をじっくり理解するよう心がけましょう。

(1)代数

平面図形、資料の整理などが試験範囲でした。平面図形は図形の名称や記号の使い方など、導入部分のみの内容です。また、資料の整理は複雑な問題を作りづらい単元ですので、今回のテストの難易度は低く平均点が高くなりました。

2学期以降は本格的に図形の学習がスタートしますので、成績が良くなかった人はまず図形の復習をした方が良いです。ただし、1学期の学習範囲では図形を復習する範囲は限られていますので、代数の得点が良くない場合はそちらに注力した方が良いでしょう。

ここからは余談になりますが、今回の試験範囲にもなっている「資料の整理」は移行措置で平成21年度から追加された単元で、どの時期に学習するかは学校の先生の判断に任せられています。

なお、昨年度は1学期に平面図形を、3学期に資料の整理を学習しており、個人的にはこの進み方の方が良いのではないかと思います。

その理由は、理科で光の学習がスタートしているためです。光の単元では基本的な平面図形の知識が必要な場面(鏡によってできる像の作図や、細部では半円形レンズの光の進み方など)があります。

物理はもともと苦手になる可能性が高い分野なので、図形面は数学できっちり押さえ、理科の時間は純粋に理科としての学習をさせるべきだと思います。現に塾生からも、「理科が植物から光になって急に難しくなった」というような意見を聞いています。

そのため、夏休み中に図形の学習をする時間が割けるならば、復習にとどまらず平面図形の作図あたりまで、教科書レベルで構わないので予習しておくと理科の学習もスムーズになるかもしれません。

中学2年生

計算問題(正負の数、文字式、方程式と不等式)が36点、小問形式はすべて1次関数で、64点の構成でした。

前回の中間テスト同様、計算問題は中1内容を含みます。前回同様、計算をある程度のスピードで、正確に計算する力が必要です。

ただし、今回の試験のメインはやはり1次関数です。まず、グラフをかいたり、グラフから1次関数の式を求めることは必ずできなければなりません。その上で、変化の割合や変域、方程式の解とグラフの関係などをきっちり理解する必要があります。

関数は代数の中で苦手になりやすい単元です。おそらく、「方程式はまずまずできたが関数は苦手」という方は多いのではないでしょうか。その場合、まず1次関数の式と座標の対応を理解することが必要です。例えば、

・x軸との交点の座標を求める→方程式にy=0を代入する
・2直線が平行→2つの方程式の傾きが等しい
・2直線の交点を求める→2つの方程式の解が交点の座標になる

このようなことを、確かな実感を持って理解しなければなりません。

中学3年生

(1)代数

出題された単元は因数分解と平方根(導入のみ)でした。因数分解は単純な問題が少なく、複2次式や文字係数のたすきがけなど、一部数Ⅰ内容の問題もありました。試験前にAクラス問題集での十分なやり込みが必要だったと言えるでしょう。

平方根は導入部分のみの出題のみのため、難易度はさほど高くありません。結局、大問1の因数分解がどれだけ正確に答えられるかがカギとなります。

<問題抜粋>

1.次の式を因数分解せよ。
(1)x2-6x-2491

<解説>

定数項の-2491をみて、慌ててしまった人がいたと思います。正攻法は次のようになります。

中学2年生

上の変形ができなかった人は、積が-2491,和が-6になる2数を探すことになります。その場合は502=2500が2491に近いことなどから、50付近の数から条件を満たす2数を探せば解答にたどり着く可能性が高くなります。しかし、やはり上の式のような変形に慣れておくことが、今後の数学の学習につながります。

(1)代数

確率、統計、三角形の相似が出題されました。確率は前回の中間試験に引き続いての出題です。前回の講評で書いたように、確率は高校数学、センター試験でも重要な単元なので苦手な人は中学のうちに復習するべきです。

重要度で言えば相似も同等かそれ以上です。ただし今回の試験範囲は相似の導入部分のみで、三角形の相似を証明し比例式を立てて辺の長さを求めるというオーソドックスな内容でした。

ただし、相似は高校入試における再難関単元の1つで、相似から証明された様々な定理も存在し、非常に奥が深いです。幸いまだ難しくなっていないので、あまり理解できていない人は夏休みのうちにしっかり復習、できれば予習しておくと良いでしょう。